離婚問題

子どもと会いたい ~面会交流について 前編~

面会交流については、「離婚の基礎知識」の「子どもとの面会交流」で、概要を述べました。今回は、もう少し掘り下げて、前後半に分けて面会交流についてお話いたします。
前編は、面会交流の意義、面会交流について書面にする際のポイントについてです。
後編は、面会交流について取り決めができないとき、裁判所で決まったことを相手が守らないときについてです。

面会交流は、子どものために

子どもは、両親の不仲や離婚によって、大きな影響を受けます。
両親が争う姿を見たり、両親の間で板挟みになることで、年齢や発達段階によって、さまざまな反応が出ます。

低年齢の頃は、食事や睡眠などの生活習慣が乱れたり、かんしゃくを起こすようになるなどです。
年齢があがっていくと、自分のせいで両親が不仲になったのかと考えたり、自分のことが嫌いになって出て行ってしまったのではないかと思ったり、どちらの親も裏切れないと思い悩んだり、一方の親に敵意を抱くようになるなどです。

そうした内面の混乱によって、発熱や下痢などの身体症状、学業不振、不登校、攻撃的言動など様々な反応を示すとされています。
 
しかしながら、夫婦関係の改善が困難な場合、両親の別居や離婚は避けられないでしょう。
そのような場合に、子どもが別居中の親と定期的に面会交流をすることによって、それまでと変わらず両親に愛されていると実感でき、子どもに安心感を与えられ、健やかな成長を促すことができると考えられています。
 
また、平成23年に改正された民法766条では、協議離婚するときに父または母と子の面会交流について必要な事項を協議して定め、その際、子の利益を最も優先して考慮しなければならないと明記されています。
 
子どもと同居している親としては、別居中の相手に対して、複雑な感情を持っていることでしょう。嫌悪感、不信感、敵対心、恐怖心など様々な思いが入り乱れているのではないでしょうか。ただ、DVなどの特別な事情がない限り、できるだけ、子どもが引き続き両親の愛情を感じる機会を相手と協力して作っていきましょう。
 

面会交流について書面にしよう

そこで、別居や離婚をする際には、子どもとの面会交流について、きちんと話し合いをして、書面に残しておきましょう。

  • 面会交流の内容
  • 日帰りの面会・お泊りの面会・手紙や電話、プレゼントや写真のやりとりなど、どのように面会交流をするのかを決めましょう。
     

  • 面会交流の頻度
  • 週または月に何回程度行うのか、1回につき何時間程度の面会交流にするのか、お泊りは何泊するのかなどを決めましょう。
    夏休みなどの長期休みのときに、一定期間お泊り面会交流をすることも検討しましょう。
     

  • その他
  • 子どもの受け渡しの場所、連絡先、立会い者の有無、学校の行事への参加の可否、子どもが成長したときや状況が変わったときの取り決めなどを決めましょう。

 

最後に

子どもが、継続的で、安定的な面会交流をとおして健やかに成長していくには、両親の協力が不可欠です。
しかし、面会交流についての話し合いができないときや、まとまらないときもあります。一旦決まった取り決めを、守ってもらえないときもあります。
後編は、そのような場合について、お話いたします。

面会交流についてお悩みの方は、まずは弁護士にご相談ください。

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